【ロードバイク】フレーム買いから自転車が出来るまで

超初心者で全然自転車の知識がない私がフレーム買いで、比較的安く自転車を買った方法をご紹介していきます。

(海外通販とかでもっと安く手に入ることもあるそうなので、この記事でだいたい分かったらそちらを調べてください)

 

私がフレーム買いに至った経緯は、

憧れのリドレーリズを買おうとしたら、高かったんです。

「リドレー 販売代理店」で検索して、ヒットしたお店を検索しまくった結果

東京のチェーン店にフレームが定価40%引きで売っていました。

でも、部品とか性能とか良くわからなかったので

知り合いの選手に色々教えてもらいながら頑張りました。

それを買って部品は自分で揃えてお店に持ち込んで組み立ててもらうことにしました。

 

 

 

自分で揃えるメリット

・自分の体と乗り方に合った自転車が完成します。

特に私みたいに身長小さいとか

お金ないけど時間はあるという人は、

サイズ感を妥協して完成車を買うよりも

フレームだけ買って体に合ったものを組むのがオススメです。

 

流れ

・まずは完成車に乗って、ある程度自分に合うやつを見つける。

 

・完成車のスペックをみる。(それでよければそれを買うのが一番良いです)

 

・フレーム安いの探して、買う

 

・組み立ててもらえるお店を探す

 

・値段とスペックで相談して部品を揃える

 

・お店に持ち込む

 

 

 

・まずは完成車に乗って、ある程度自分に合うやつを見つける。 

 これですが、ロードバイクは色々ありすぎて良くわからないと思います。

(私は、たまたま試乗会に行ってたまたまリドレーのリズに乗ってめっちゃ良い!と思って、そして色も確固たるこだわりがあったのでかろうじて今の自転車と運命的な出会いをしましたが、そうでもなければ1つに絞るのが難しい。お店に行っても、店員さんの言っていることが良くわからない。)

 

ロードバイクのブランドなどについては 別で記事を掲載します。

これだ!というブランドが決まれば、まずは乗ってみます。そしてフレームのサイズをメモしてください。

 

・完成車のスペックをみる。

 フレーム、コンポ、ホイール。この3つを基本的に見ます。

自転車はそもそも軽い方が負荷が少なく早く走れます。そのため、素材がアルミより軽いカーボンが基本的に良く、高価だとされています。

 

フレーム

カーボンかアルミか。フルカーボンであれば、ひとまず良いです。

あとは構造が衝撃吸収に優れているか、空気抵抗がどうか等あるようですが、正直初心者の私には違いがわかりません。

 

コンポ

コンポというのは、自転車の各パーツのことです。シマノが圧倒的に多いイメージがあります。シマノのパーツにもランクがあります。

上から「DURA-ACE」「ULTEGRA」「105」「Tiagra」「SORA」「Claris」となっています。

私は、105を付けておけば安心。と思っています。

一番重要なのがブレーキの性能で、105はあった方がいい。150より下のものは、効きが悪いのでやめておいた方が無難。という話を良く聞きます。

105と、1つ上の「ULTEGRA」の違いは正直プロでない私には分からないです。。

 

 ホイール

ホイールは、もちろんカーボンのホイールが軽いのですが、カーボンより軽いアルミのホイールもあります。

お店の人に頼んだら、乗る人の体重に合わせてホイールを組んでくれるところもあるそうです。

一般的に売られているホイールは、何キロの人が乗るか分からないのでそれに耐えるものが売られています。

 

ここまで調べて「完成車より、部品で買った方が安くて性能がいい!」となったらフレームを買えばいいと思います。

 

 

・フレーム安いの探して、買う

私はリドレーのリズ一択だったので、まずリドレー取扱店を調べて、その店舗のHPを見たり電話で問い合わせたりしました。

某正規店とかだと、その店舗毎にHPを持っていて、店舗毎にセール品を掲載しているので、店舗毎に見ました。

どうやら海外通販が安くで売っているそうなので、そちらで調べるのも有りかと思います。

 

・組み立ててもらえるお店を探す

私はフレームを東京のY's Roadで購入したので、関西のY's Roadで組んでもらおうとしましたが、関西の店舗ではリドレーを取り扱ってないので組めないとのこと。そういうこともあるので、事前に組み立ててもらえるお店を探しておきます。

一旦フレームは自宅に送ってもらい、自宅近くのサイクルショップで組んでもらうことにしました。組み立て費用は2-3万円とのことです。どうやらそのお店で部品を全部購入したら、組み立て費用がタダになることもあるそうです。YouTubeを見て自分で組むこともできますが、私はプロに任せました。これはもう安心料かなと思っています。私の友達が、自分で組んだんですがどうやら「カチッ」ときまらなかった(意味不明ですが)ようで、お店に組み立て直しを依頼しにいったそうです。ただ、海外通販である程度組んでから発送してくれるところもあるそうです。

 

・値段とスペックで相談して部品を揃える

値段とスペックと、あとは体の大きさも見ながら部品を揃えていきます。

 

・お店に持ち込む

 

 

以上です。

 

手間はかかりますが、完成車を買っ手からパーツを揃えるよりも最初から好きなパーツで自分に合う自転車を組めるというのは魅力的ですよね。

ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【サイクリング】膝の痛みと解決方法

私は以前、長時間のライドをして膝が痛くなって

自転車が漕げなくなったことがありました。

 

「扁平足」が原因ではないか。と言われました。

 

扁平足とは、土踏まずが平たくなってしますものです。

現代人は足の裏の筋肉を日常で使わないので、なりやすいそうです。

 

扁平足の簡単な測り方。

片足立ちをして、スクワットのように膝を曲げます。

真っ直ぐ曲げれたら大丈夫。膝が内に入ったら扁平足です。

扁平足ということは、必要な筋肉がないため支えることができず

膝が内に入ってしまうそうです。

 

私は左が扁平足でした。

 

確かに長時間ライドで痛むのが左膝の外側、伸ばす時に痛みが走ります。

膝の両側には筋肉があります。

扁平足でなければ、両方均等に負荷がかかるのですが

扁平足の場合、どちらかに偏って負荷がかかります。

私の場合、膝の外側に負荷がかかってしまって痛みが発生したとのこと。

 

どうしたら解決するのでしょうか。

1、自分にあったシューズ選び

2、扁平足を治す筋トレ

 

1、本格的なサイクリストが履いている、ビンディングシューズ。

足の形に合わせて色々種類があります。

元々アーチが高く出来ているシューズや、アーチが低く出来ているもの。

扁平足の人がアーチの高いシューズを履くと、痛くて履けないです。

どのお店にも、アーチを測るプニプニしたやつがあるので

お店の人に測ってもらえます。 

 

あとは、インソール(中敷き)です。

シューズを買った時に付いているやつはペラペラなので

自分の足に合わせてインソールを買います。

扁平足だと、特に足を支えてくれるものを買った方がいいです。

 

2、扁平足を治す筋トレ

タオルを足の指先でたぐりり寄せていく筋トレをすれば、治るそうです。

詳しくは「扁平足 筋トレ」で検索してみてください。 

 

以上です。

ただ、ここに書いているのは痛みの原因の1つにすぎないので

まずはお医者さんに行くのをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ロードレース】レース解説クライマー、逃げ

自転車レースは全員が「1位でゴール」を目指しているわけではありません。

 

それぞれの選手に異なるゴールがあります。

 

今日は「山岳クライマー」と「逃げ専門」の選手がレース中にどのような動きをするかをご説明します。

ブエルタ ア エスパーニャ 第4ステージを例にして解説します。

 

 

 

1、まずはコースの確認から

 

 

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全長161,4KM

途中に1級山岳が1つ、ゴールも山頂です。

これは山岳コースと呼ばれます。

今日は山岳クライマーが活躍するコースです。

「山岳クライマー」と、「逃げ職人」に注目してレースを見て行きます。

 

山岳クライマー

山岳クライマーの目標は、山岳ポイントを取りまくり、最終ステージで最も多くポイントをとっている状態でいることです。

今日は2つ、ポイントの場所があります。1級山岳と、ゴール地点です。

どちらも

 

1位通過 10p

2位通過 6p

3位通過 4p

4位通過 2p

がもらえます。

 

山岳の級によってもらえるポイントも変わってきますので、自分の体調と相談しながら、どのステージで頑張ってポイントを稼ごうかな。というのをクライマーさんたちは考えています。

 

ちなみに、選手の着ているジャージを見たら、今時点での山岳ポイント1位がわかるようになっています。

そのレースの時点で一番ポイントを持っている人は水玉のジャージを着ています。

 

ステージ4始まる日は、こんな状態で始まりました。

昨日(1~3ステージまで)の山岳賞順位

1、マテ・マルドネス(コフィデス) 24p  水玉ジャージ着用

2、ローランド(AG2R ) 12p

 

ここで、昨日まで(1~3ステージ)の総合順位はこうなっています。

1位 クワトコフスキー(スカイ) 9時間10分52秒            

109,ローランド(AG2R ) +11分34秒

158、マテ・マルドネス(コフィデス) 20分27秒

 

総合順位というのは、全レースの個人タイムの合計が早い順番です。

例えばステージ1 3時間、 ステージ2、3時間 ステージ3 3時間だったら、今の合計タイムは9時間。この合計タイムが一番早い人が、総合リーダージャージを着ます。

この順位だけ見ると、クライマーめっちゃ弱いやん。となりますが、実はクライマーにとってこの数字は全く関係ありません。

なぜなら彼らの目標は、山岳ポイントを取ることだから!

究極をいえば、山岳ポイントがない平坦ステージの日は、後ろの方で休憩しながら走ってもいいのです。

 

 あと、逃げ職人もご紹介します。

ベンジャミン・キング(ディメンション・データ)

逃げというのは何かというと、スプリントも山岳もまぁまぁできる。

でも、どちらかに秀でているわけではない。

という人がステージ優勝を狙って行います。

これはレースに沿ってご説明するのがわかりやすいので、ちょっと我慢して最後まで読んで見てください。一発で理解できると思います。

 

今日のレースはクライマーと逃げ職人が最初協力して走り、レース終盤でバチバチの争いをしていたため逃げ職人の説明もちょくちょく挟みますね。

 

それではレースを見て行きます。

 

序盤 逃げ集団形成

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レース序盤、集団が2つに分かれます。

・先頭の9人先頭集団(逃げ集団ともいう)

・後ろの大勢いるメイン集団(パトロンともいう)

 

 

1級山岳ポイント

メイン集団と先頭集団のタイム差が6分に開き、先頭集団が1級山岳に突入

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山岳通過結果

1位通過 マテ・マルドネス(コフィデス)+10p  総ポイント数34p

3位通過 ローランド(キャノンデール) +4p   総ポイント数16p

 

心理

山岳1位マテ・マルドネス

(とにかくローランドをマークしたい。ローランドがステージ1位でゴールするなら自分は2、3位くらいでゴールし、ローランドが山岳ポイントを大量にgetするのを防ぎたい)

山岳2位ローランド

(山岳ポイントをgetしたい。このステージを1位で終えたら、山岳ポイント10点getできる。 ただ、先頭集団にいる9名の中でステージ優勝を狙っている選手は他にもたくさんいる。例えば逃げ専門と言われているベンジャミン・キングは、確実にステージ優勝を狙っているだろうな。)

 

ベンジャミン・キング

(山岳賞を狙っている訳ではないので、この1級山岳は山岳狙いの人にポイント譲ろう。ただ、ステージ優勝はいただきたい。今日はステージ優勝者が山岳ポイントももらえるわけだから、敵は山岳ポイント狙いの選手と逃げ選手だな。)

 

 

クワトコフスキー(スカイ)         

(今は、バーチャル総合1位がベンジャミン・キングなんだ。このままのタイム差でレースを終えたらまずいけど、普通レース終盤でメイン集団が加速するから、大丈夫。

あと、今日は逃げを容認してもいいかな。先頭集団には、総合ジャージを脅かす人がいないから。)

 

バーチャル総合1位とは。。

仮に今のタイム差でゴールした場合の総合順位のこと。

今日のレースは

1位 クワトコフスキー(スカイ) 9時間10分52秒  

7位ベンジャミン・キング (ディメンション・データ)+4分33秒

4分33秒 で開始した。今はクワトコフスキーとベンジャミン・キングの距離がだいぶ開いているので、このままゴールをしたらクワトコフスキーは4分33秒以上キングに遅れてゴールすることになります。

しかし、それを防ぐため通常レース終盤でメイン集団は加速します。少数で走っている先頭集団に比べ、大勢で走るメイン集団は体力を温存しているため終盤にペースをあげることができるのです。

逃げを容認とは。。

レース終盤でメイン集団がどれだけ加速するかの話です。メイン集団が先頭集団に追いつくまで加速すれば、それは逃げを容認していません。 先頭集団のメンバーに、総合順位を脅かす恐れの選手がいないと判断した場合、メイン集団は逃げを容認して、追いつくまで加速しません。

平坦なとこだったら10キロの距離差を1分で追いつけるというのが目安です。

 

 

・14km スプリントポイント直後

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ベンジャミン・キング(ディメンション・データ)がスプリントポイントを1位通過。

スプリントで加速したため、先頭集団が2つに分裂。山岳ポイント狙いのマテ・マルドネスとローランド がいる後ろと、ベンジャミン・キング率いる先頭集団に別れる。

筆者は「ローランドは、キングの逃げを容認していいのか!?」と思いながらレースを見ていました。

 

・残り9,5KM

 

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 ローランドが先頭と45秒差になって、ようやく(?)飛び出しました!!

もしローランドが先頭集団に追い付いて1位ゴールすれば、ローランドに10ポイントが追加されます。山道なので風の抵抗はあまり関係ないのですが、今から1人で45秒差を詰めるというのは結構キツイ。。ローランドいけるのでしょうか。

そしてマテ・マルドネスはローランドを逃しました。これは、単に疲れているのか。それともローランドが先頭集団に追いつくことは不可能だと思っているのでしょうか。

 

 

・フィニッシュ

ローランドは結局、メイン集団のお尻が見えるほど僅差まで 距離を縮めました。

しかし、1人でここまで登ってきたローランドにはフィニッシュに向けて最後闘う力は残っておらず。。

キングキングが最後のスプリントを制して1位ゴール。ステージ優勝と山岳ポイント10pゲットしました。(キングにとって山岳10pはおまけかもしれませんが。)

ローランドは惜しくも3位ゴール、山岳ポイント4pをゲットしています。山岳ポイント稼げず、足を使ってしまう結果に。しかしローランドカッコ良かったです。

 

 

クワトコフスキーは最後、メイン集団の加速とともにタイム差を縮めていきました。キングに+3分15秒でフィニッシュし、総合リーダージャージを守っています。

 

 

 

・このステージの結果

 

ステージ順位(4stageのタイム早い順)

1位 ベンジャミン・キング (ディメンション・データ)4時間33分12秒

3位 ローランド(AG2R ) +13秒

4位 マテ・マルドネス(コフィデス) +1分08秒     

13位 クワトコフスキー(スカイ) +3分15秒   

 

 

 ステージ4終了時山岳ポイント

1、マテ・マルドネス(コフィデス) 36

2、ローランド(キャノンデール)20

 

 

 

総合順位(1~4stageのタイム合計早い順)

1位 クワトコフスキー(スカイ) 13時間47分19秒  

18位 ベンジャミン・キング (ディメンション・データ)+  1分05秒        

47位ローランド(キャノンデール) +8分27秒

84位マテ・マルドネス(コフィデス)  18分20秒

 

 

まとめ

今回、キングとローランドは最後のゴールを1位でフィニッシュしたい敵同士でした。キングの目的はステージ優勝、ローランドの目的は山岳ポイントです。彼らは敵同士ですが、レース終盤までは同じ先頭集団として風除けを交互にしながら協力し合って走っています。敵同士が協力しあうのは不思議ですが、161KMを9人で走ろうとすれば、協力しないと走りきれないからです。そして最後に、敵同士の力の残り具合を見てアタックを仕掛け、勝負をするのです。

 

以上山岳クライマーと逃げのレースでの動きでした。